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おろし金の代用品13選!食材別のすりおろし方法と失敗しないコツを解説

「おろし金がない!でも大根おろしが必要…」「しょうがをすりおろしたいのに道具がない」——料理の途中でそんな状況に陥ったことはありませんか?

実は、おろし金がなくても家にある意外なものでしっかり代用できます。しゃもじ・フォーク・包丁・ピーラーなど、引き出しを開ければ必ず見つかるものが大活躍します。

この記事では、おろし金の代用品13選を詳しく解説。さらに大根・しょうが・にんにく・チーズなど食材別の代用方法、失敗しないコツまで徹底的にまとめています。今すぐ使える実践的な情報を料理中でもサッと確認できるようにまとめました。

📌 この記事でわかること
・おろし金の代用品13選と使い方
・大根・しょうが・にんにく・チーズなど食材別の代用方法
・繊維が残る・水っぽくなるなど失敗しないコツ
・手が滑らないための安全対策
・ざるでおろす方法

目次

おろし金の代用品13選

まず代用品の全体像を確認しておきましょう。向いている食材と仕上がりの特徴をまとめると、使う場面が一目でわかります。

代用品向いている食材仕上がり難易度
しゃもじ(凹凸付き)大根・しょうが・にんにく粗め〜中程度★★☆
フォークしょうが・にんにく・チーズ粗め★☆☆
スプーンしょうが・にんにくなめらか★★☆
包丁とまな板大根・にんじん・玉ねぎ粗め★★★
ピーラー大根・にんじん・チーズ薄切り→粗め★☆☆
ラップ・アルミホイルの刃しょうが・にんにく粗め★☆☆
ナイフしょうが・にんにく細かいみじん切り★★☆
袋と麺棒大根・山芋・しょうが粗め(たたき)★☆☆
ざる・茶こし大根・じゃがいも・りんご中程度★★☆
チーズグレーターチーズ・レモン皮・にんじん細かめ★☆☆
フードプロセッサー玉ねぎ・にんじん・りんごなめらか★☆☆
ブレンダー・バーミックス大根・山芋・玉ねぎなめらか〜液状★☆☆
ぶんぶんチョッパーしょうが・にんにく・玉ねぎみじん切り★☆☆

①しゃもじ(凹凸付き)

炊飯器に付属してくるしゃもじは、表面に細かい凹凸があることがほとんどです。この凹凸がおろし金の刃の役割を果たし、食材をすりおろすことができます。

使い方:しゃもじを持ち、食材をしゃもじの凹凸面に押し当てて往復させます。大きな食材(大根など)は端から少しずつ当てながら動かしてください。食材に対して少し角度をつけて押さえながら動かすと、凹凸に引っかかりやすくなります。

  • 向いている食材:大根・しょうが・にんにく
  • 仕上がり:粗めのすりおろし(繊維がやや残る)
  • メリット:ほぼすべての家庭にある・洗いやすい
  • デメリット:凹凸が浅いため時間がかかる・大量には不向き

しゃもじを選ぶときは「凹凸付き」か確認してください。つるつるのしゃもじでは代用できません。最近は凹凸なしのシリコン製しゃもじも多いため、使う前に確認を。

②フォーク

フォークはしょうがやにんにくなど小さな食材のすりおろしに最も手軽な代用品です。フォークの歯の隙間に食材を押し当ててこすることで、細かくすりおろせます。

使い方:食材をフォークの背側(歯の反対側の丸みがある面)か、歯の間に押し当て、下に向かってこすりおろします。硬い食材(にんにく、しょうが)はフォークを固定して食材側を動かすと力が入りやすいです。

  • 向いている食材:しょうが・にんにく・チーズ(パルミジャーノなど硬いもの)
  • 仕上がり:粗め・繊維感あり
  • メリット:道具を選ばない・どこにでもある
  • デメリット:大きな食材は不向き・指を傷つけないよう注意が必要

フォークの歯の間隔が狭い(細かい)タイプのほうが仕上がりが細かくなります。旅行先のホテルや飲食店のキッチンでも使える手軽さが最大の魅力です。

③スプーン

スプーンはしょうがやにんにくのすりおろしに使える意外な代用品です。スプーンのふちや縁の部分が刃の役割を果たします。

使い方:スプーンのふち(縁の部分)を食材に押し当て、引っかくようにこすります。特にしょうがの繊維が多い部分でこの方法が有効で、スプーンで繊維を断ち切りながらペースト状にすることができます。

特にしょうがには有名なスプーン活用法があります。しょうがの皮むきにもスプーンの縁を使う方法が料理の世界で広く知られており(スプーンでこすると薄皮だけきれいにむける)、皮むき→すりおろしを一本のスプーンで完結できます。

  • 向いている食材:しょうが・にんにく
  • 仕上がり:なめらか〜中程度(力の入れ方による)
  • メリット:手が滑りにくい・指を傷つけにくい・皮むきも同時にできる
  • デメリット:大量処理には不向き・仕上がりがやや粗め

④包丁とまな板

包丁とまな板を使う方法は2つあります。ひとつは「みじん切り→たたき」の方法、もうひとつは「細切り→交差切り」の方法です。

方法①:みじん切り→たたき
まず食材を薄切りにし、次に千切り、さらに横から細かくみじん切りにします。最後に包丁の腹で食材を上から押しながらたたき、ペースト状にします。これを繰り返すことでおろし金に近い細かさになります。

方法②:細切り→交差切り(じゅうたん切り)
食材を薄切りにしてから縦横に細かく切り、最後に包丁を縦横交互に動かして「グルグル回しながらたたく」ことで、より細かい状態にします。

  • 向いている食材:大根・にんじん・玉ねぎ・しょうが・にんにく
  • 仕上がり:粗め(みじん切りに近い)
  • メリット:どの家庭にもある道具・量の調整がしやすい
  • デメリット:手間と時間がかかる・仕上がりが粗くなりやすい

包丁を使う際はまな板が滑らないよう、まな板の下に濡れ布巾を敷いてください。たたく際は包丁の刃でなく腹(側面)を使うことで、まな板や食材を傷つけず安全に作業できます。

⑤ピーラー

ピーラー(皮むき器)は刃が細かいものが多く、食材を薄くスライスしながら削ることができます。おろし金の代用としても優秀です。

使い方:ピーラーの刃の部分を食材に当て、普通の皮むきと同様に引いてスライスします。スライスした後、それをさらに包丁で細かく刻むことで「おろし金風」の細かさに近づけられます。またピーラーの刃が鋸歯状になっているタイプは、そのままこすることでより細かくすりおろせます。

  • 向いている食材:大根・にんじん・チーズ(パルミジャーノなど)
  • 仕上がり:薄切り(さらに刻むことで細かく)
  • メリット:操作が簡単・安全・きれいにスライスできる
  • デメリット:すりおろしよりも薄切りに近い・水分が出にくい

⑥ラップ・アルミホイルの刃

ラップやアルミホイルの箱についている金属製またはプラスチック製の刃を使う方法です。意外と知られていないですが、この刃は細かい歯が並んでおり、おろし金の代用として使えます。

使い方:ラップやアルミホイルの箱の刃の部分(食材を切るためのギザギザの部分)に食材を押し当て、こするように動かします。刃が小さいため少量のしょうがやにんにくのすりおろしに向いています。箱を固定するか、逆に食材側を固定して箱を動かすと作業しやすいです。

  • 向いている食材:しょうが・にんにく(少量)
  • 仕上がり:粗め〜中程度
  • メリット:追加道具不要で本当にどこにでもある
  • デメリット:刃が小さいため大量処理に不向き・指を傷つけないよう注意

ラップ箱の刃は非常に鋭利です。指を切らないよう、食材を持つ手は刃から十分離した位置で持ち、ゆっくり慎重に作業してください。金属刃のタイプは特に注意が必要です。

⑦ナイフ

ナイフは包丁の小型版として、しょうがやにんにくなど小さな食材の細かいみじん切りに使えます。特に、ナイフの腹(側面)で食材を押しつぶす「クラッシュ」の技法が代用として有効です。

使い方:まずにんにくやしょうがをナイフの腹で上からグッと押しつぶします。これで繊維が崩れて細かくなりやすくなります。次にみじん切りにし、最後にナイフの腹でこするように押しながら細かくします。塩を少量加えながらたたくと、ペースト状に仕上がりやすくなります。

  • 向いている食材:しょうが・にんにく・わさび(チューブではなく塊)
  • 仕上がり:細かいみじん切り〜ペースト
  • メリット:扱いやすく持ち運びできる・繊細な量の調整が可能
  • デメリット:大きな食材には不向き・技術が必要

⑧袋と麺棒

食材をビニール袋やジップロックに入れ、麺棒や瓶の底などでたたいて細かくする方法です。すりおろしというよりは「たたきおろし」ですが、大根おろし・山芋・しょうがに使えます。

使い方:食材を適当な大きさに切ってビニール袋に入れ、空気を抜いて口を閉じます。麺棒や瓶の底・ハンマー代わりになるものでたたいて細かく砕きます。その後、袋を揉んだり転がしたりして、さらに細かくします。

  • 向いている食材:大根・山芋・しょうが・にんにく
  • 仕上がり:粗めの砕き状(繊維感が残る)
  • メリット:手が汚れない・手軽・ストレス発散にも(?)
  • デメリット:細かい仕上がりにはならない・水分が飛びやすい

袋の耐久性に注意してください。たたきすぎると袋が破れて食材が飛び出すことがあります。二重にして使うか、丈夫なジップロックを使うと安心です。

⑨ざる・茶こし

ざるや茶こしの網目を使っておろし金代わりにする方法です。特にざるは「ざるでおろす」という独立した技法として知られており、本記事でも後半で詳しく解説します。

使い方:食材をざるや茶こしの上で円を描くように押し付けながら動かします。茶こしは目が細かいため、より細かい仕上がりになります。ざるは目が粗いため粗めの仕上がりになりますが、大量の食材を一度に処理できるメリットがあります。

  • 向いている食材:大根・じゃがいも・りんご(水分多めの食材)
  • 仕上がり:中程度(目の細かさによる)
  • メリット:水切りと同時にできる・大量処理が可能
  • デメリット:ざるの網目に食材が詰まって洗うのが手間

⑩チーズグレーター

チーズグレーター(チーズをすりおろす専用道具)はおろし金とほぼ同じ構造のため、当然おろし金代わりに使えます。家にチーズグレーターがある場合は迷わず使いましょう。

チーズグレーターは刃の細かさが複数あるタイプが多く、粗いほうの刃で大根・にんじん・レモンの皮のすりおろしに、細かいほうの刃でチーズ・ナツメグなどに使えます。

  • 向いている食材:チーズ・レモン皮・ゆず皮・にんじん・ナツメグ
  • 仕上がり:細かめ〜粗め(刃の選択による)
  • メリット:おろし金とほぼ同じ使い心地
  • デメリット:持っていない家庭も多い

⑪フードプロセッサー

フードプロセッサーは大量のすりおろしが必要なときの最強の代用品です。玉ねぎ・にんじん・りんごなど水分が少なめで固い食材のすりおろしに特に向いています。

使い方:食材を適当な大きさ(3〜4cm角程度)に切ってフードプロセッサーに入れ、パルス(点滅)運転で少しずつ砕いていきます。一気に長く回すと液状になりすぎることがあるため、数秒ずつ様子を見ながら動かすのがコツです。

  • 向いている食材:玉ねぎ・にんじん・りんご・梨・大量処理全般
  • 仕上がり:なめらか(処理時間による)
  • メリット:大量に素早く処理できる・手が疲れない
  • デメリット:洗う部品が多い・少量だと使いにくい

フードプロセッサーで大根おろしを作ると水分が多く出てしまいがちです。大根は水分が多いため、フードプロセッサー使用後にキッチンペーパーで水気を絞ってから使うとちょうどよい仕上がりになります。

⑫ブレンダー・バーミックス

ハンドブレンダー(バーミックスなど)は食材を液状に近い状態まで攪拌できるため、おろし金とは仕上がりが異なりますが「すりおろし風」として代用できます。

使い方:食材を小さめに切り、少量の水(または出汁・酒)を加えてからブレンダーで攪拌します。大根おろしの場合、大根を細かく切ってから少量の水を加えてブレンダーで処理すると、ほぼ大根おろしに近い状態になります。

  • 向いている食材:大根・山芋・玉ねぎ・しょうが(スープや鍋料理に使う場合)
  • 仕上がり:なめらか〜液状(フードプロセッサーより液状になりやすい)
  • メリット:鍋や容器に直接使える・洗い物が少ない
  • デメリット:液状になりやすいため用途が限られる

⑬ぶんぶんチョッパー

ぶんぶんチョッパーは紐を引っ張ることで内部の刃が回転し、食材を細かく刻む手動調理器具です。電気を使わず手軽にみじん切りができるため、しょうが・にんにく・玉ねぎなどの代用に最適です。

使い方:食材を1〜2cm角程度に切ってチョッパーに入れ、紐を数回強く引きます。引く回数が多いほど細かくなりますが、引きすぎるとペースト状になるため、様子を見ながら調整してください。

  • 向いている食材:しょうが・にんにく・玉ねぎ
  • 仕上がり:みじん切り〜粗いすりおろし
  • メリット:電源不要・コンパクト・洗いやすい
  • デメリット:みじん切りに近い仕上がりのため料理によっては食感が残る

食材別のおろし金代用方法

次に、食材ごとに最適な代用品と具体的なすりおろし方法を解説します。食材の性質(水分量・繊維の向き・硬さ)によって適した道具が変わるため、食材から代用品を選ぶことが成功のポイントです。

大根おろし

大根おろしは日本の家庭料理に欠かせない存在ですが、おろし金なしでも複数の方法で作れます。

おすすめ代用品:しゃもじ・ざる・フードプロセッサー・ブレンダー

【しゃもじで作る大根おろし】
大根を3〜4cm厚さの輪切りにして皮をむきます。しゃもじの凹凸面に大根の断面を押し当て、円を描くようにこすります。大根は水分が多いため、しゃもじの溝に詰まりやすいです。時々ティッシュや布で溝を拭きながら作業すると効率よく進みます。

【ざるで作る大根おろし】
大根を皮むき後、ざるの上に当てて円を描くように動かします。ざるの下にボウルを置いておくと、おろした大根と水分が落ちてそのまま使えます。目の細かいざるほど仕上がりが細かくなります。

【フードプロセッサーで作る大根おろし】
大根を2〜3cm角に切りフードプロセッサーに入れ、パルス運転で数回刻みます。水分が多く出やすいため、キッチンペーパーで水気を軽く絞ってから使うと食感が近くなります。

代用品仕上がりの特徴向いている料理
しゃもじ粗めで繊維感あり焼き魚の添え物・鍋料理
ざる中程度・水気が適度大根おろし和え・ポン酢と合わせる
フードプロセッサーなめらか・水分多めスープ・ソース・大根おろしステーキ
包丁(たたき)粗め・食感残る薬味・汁物の具材

しょうが

しょうがは繊維が多く、おろし金なしでのすりおろしがやや難しい食材です。しかし複数の代用方法があります。

おすすめ代用品:スプーン・フォーク・袋と麺棒・ぶんぶんチョッパー

【スプーンで作るしょうがすりおろし】
しょうがの皮をスプーンの縁でこすってむきます(薄皮がきれいにむける)。むいたしょうがをスプーンの縁でこするように刃を当て、繊維を断ち切るようにこすります。すりおろしに近い細かさのしょうがペーストが作れます。

【フォークで作るしょうがすりおろし】
しょうがの断面をフォークの歯に押し当て、下方向に引きながらこします。フォーク1本で繊維を断ちながら細かくすりおろせます。量が少ない場合はこの方法が最も手軽です。

【袋と麺棒で作るしょうが】
しょうがを薄切りにして袋に入れ、麺棒でたたいて繊維を壊します。たたいた後、袋の外から揉んでさらに細かくします。仕上がりは粗めですが、炒め物・タレ・スープなどに使う場合は十分な細かさになります。

しょうがは冷凍するとすりおろしやすくなります。急いでいるときではなく事前準備として、しょうがを冷凍してからスプーンやフォークでこするとサクサク削れて代用しやすくなります。冷凍しょうがは皮ごとすりおろすのが一般的です。

にんにく

にんにくは小さくて手に持ちにくいため、おろし金なしでのすりおろしには工夫が必要です。ただし複数の方法で十分対応できます。

おすすめ代用品:ナイフ・フォーク・ぶんぶんチョッパー・スプーン

【ナイフで作るにんにくペースト】
にんにくの皮をむき、ナイフの腹で上から押しつぶします(潰すことで皮がむきやすくなり、香りも出やすくなります)。次にみじん切りにし、最後に少量の塩を振ってナイフの腹でこするように押し伸ばすと、なめらかなにんにくペーストになります。

【フォークで作るにんにくすりおろし】
にんにくの断面をフォークの歯に押し当て、回しながらこすります。小さいため持ちにくい場合は、つまようじや竹串を刺して固定すると作業しやすくなります。

【マイクロプレイン代わりのラップ箱刃】
にんにくをラップ箱の刃にこすりつける方法。にんにく1〜2片程度の少量なら十分対応できます。

玉ねぎ

玉ねぎのすりおろしは「涙が出る・揮発性の辛み成分が強くなる」という特性があります。おろし金なしでの代用は、その辛みをどう管理するかもポイントです。

おすすめ代用品:フードプロセッサー・ブレンダー・ぶんぶんチョッパー

【フードプロセッサーで作る玉ねぎすりおろし】
玉ねぎを4等分〜6等分に切り、フードプロセッサーに入れてパルス運転で数回刻みます。刻みすぎると液状になるため、ペーストが目的なら長めに、みじん切り風なら短めに調整してください。

【包丁で作る玉ねぎすりおろし】
玉ねぎを縦半分に切り、端から薄切り→千切り→みじん切りの順で細かくします。最後に包丁の腹でたたいてペースト状に近づけます。

玉ねぎは辛み成分が揮発しやすく、すりおろすと涙が出やすくなります。フードプロセッサーやチョッパーを使うと密閉した状態で処理できるため、涙を抑えやすいです。包丁で処理する場合は換気扇を回す・窓を開けるなどの対策を。

山芋・とろろ

山芋・長芋・自然薯などのとろろ芋は、すりおろすとかゆみが出ることがあるため注意が必要です。また水分が多くネバネバした素材のため、代用品の選択が重要です。

おすすめ代用品:ブレンダー・フードプロセッサー・袋と麺棒

【ブレンダーで作るとろろ】
山芋を皮をむいて2〜3cm角に切り、少量の出汁(または水)を加えてブレンダーで攪拌します。だし汁の量で粘度を調整できます。かゆみが出にくいため肌が敏感な方に特におすすめです。

【袋と麺棒で作るとろろ】
山芋の皮をむき(手袋着用推奨)、袋に入れて麺棒でたたきます。たたいた後に袋の外から揉んでとろろ状にします。手がかゆくなりにくい方法ですが、仕上がりは粗めになります。

山芋・自然薯の皮に触れるとかゆみが出る場合があります。皮をむく際は使い捨て手袋を着用してください。かゆみが出た場合は酢水(水に酢を数滴)で洗うと和らぎます。

チーズ

チーズのすりおろしは種類によって代用品が変わります。パルミジャーノ・レッジャーノやペコリーノなど硬いチーズと、モッツァレラなど柔らかいチーズでは全く異なるアプローチが必要です。

おすすめ代用品:チーズグレーター・ピーラー・フォーク(硬いチーズ)

硬いチーズ(パルミジャーノ・グラナパダーノなど)の場合:
ピーラーで薄く削ることで、パスタやリゾットに振りかける用途に使えます。フォークの歯の間にチーズを押し当ててこすることで粗くすりおろすこともできます。チーズを冷蔵庫で冷やしてから使うと崩れにくく作業しやすくなります。

半硬質チーズ(ゴーダ・エダムなど)の場合:
包丁で細かく刻むか、フードプロセッサーで砕くのが最も手軽です。

軟質チーズ(モッツァレラ・ブリーなど)の場合:
そもそもすりおろしには向いていない素材のため、スライスや手でちぎる方法が適しています。

わさび

生のわさびの塊をすりおろす場合、本来はサメ皮や細かい目のおろし板が最適ですが、代用も可能です。

おすすめ代用品:しゃもじ(凹凸付き)・ラップ箱の刃・フォーク

わさびはとても細かい目のおろし器で円を描くようにすりおろすのが本来の方法ですが、代用品ではある程度粗くなります。しゃもじの凹凸面に円を描くようにゆっくりこすると、香りと辛みが出たすりおろしわさびになります。

なおチューブわさびで代用するのが最も現実的です。本わさびでなくても十分な風味が得られます。

りんご・梨

りんごや梨のすりおろしは、お子様の離乳食・病気のときの回復食・肉のマリネ(梨の酵素が肉を柔らかくする)などに使われます。

おすすめ代用品:フードプロセッサー・ざる・しゃもじ

りんご・梨は水分が多く柔らかいため、フードプロセッサーでパルス運転をするとすぐになめらかなペーストになります。ざるに切った果物を押し当てて網目を通す方法も、繊維を取り除きながら細かくすりおろすのに有効です。

変色(褐変)が気になる場合はすりおろした直後に少量のレモン汁を加えると色が長持ちします。

にんじん

にんじんのすりおろしはニンジンシリシリなどの料理・ケーキへの混入・離乳食に使われます。硬くて繊維が縦方向に走っているため、代用には少しコツが必要です。

おすすめ代用品:ピーラー・チーズグレーター・フードプロセッサー

ピーラーでにんじんを縦方向に薄く削ると、薄いリボン状になります。さらにこれを包丁で細かく刻めば「おろし風」に近づきます。フードプロセッサーは最も効率的で、1本のにんじんを30秒程度で細かいおろし状にできます。

レモン・ゆずの皮

レモンやゆずの皮(ゼスト)のすりおろしは、料理・お菓子・飲み物の香り付けに使われます。皮の白い部分(ワタ)を避けて黄色い部分だけを削るのがポイントです。

おすすめ代用品:チーズグレーター・ピーラー(細かい刃のもの)・包丁

チーズグレーターの細かい刃の面をレモン・ゆずの皮に当て、軽い力でこすると皮の外側の黄色い部分だけを薄く削れます。ピーラーで皮を薄く削った後、包丁で細かくみじん切りにする方法でも代用できます。

レモン・ゆずの皮をすりおろす際は、残留農薬が気になる場合があります。使用前に塩でよくこすり洗いをし、熱湯をかけてから使うと安心です。

代用するときの失敗しないコツ

繊維が残る場合の対処法

代用品でのすりおろしは、おろし金より繊維が残りやすいのが難点です。繊維が気になる場合の対処法をまとめます。

  • 茶こしや細かい網で漉す:すりおろした後に茶こしや細かい目のざるで漉すと、繊維が取れてなめらかになります。大根おろしやしょうがに有効です
  • 包丁でさらに叩く:仕上げに包丁の腹でこするように叩くと、残った繊維が断ち切られてなめらかになります
  • 食材を冷凍してからすりおろす:特にしょうがは冷凍することで繊維が壊れ、すりおろしやすくなります
  • 繊維の向きを意識する:食材は繊維に対して「垂直」方向にこすると繊維が断ち切られ、細かくなりやすいです

水っぽくなる場合の対処法

フードプロセッサーやブレンダーを使うと水分が多く出すぎることがあります。水っぽくなった場合の対処法です。

  • キッチンペーパーで水を絞る:すりおろした食材をキッチンペーパーに包み、軽く絞ります。水分を出すことで食感が改善されます
  • 布巾で絞る:清潔な布巾に包んで絞ると、より多くの水分が取れます。大根おろしを炒め物や揚げ物のたれに使う場合に特に有効
  • 料理の水分として利用する:水分が多い場合は、その水分ごと料理に使うことで無駄なく活用できます。スープ・鍋料理・ドレッシングなど水分が多くても問題ない料理に適しています
  • 少量の片栗粉を加える:山芋など粘度が必要な食材で水分が多くなりすぎた場合、少量の片栗粉を加えてとろみを出す方法もあります

手が滑る・ケガを防ぐ安全対策

おろし金の代用品を使う際の最大のリスクは、手のケガです。特にラップ箱の刃・フォーク・ナイフは鋭利なため、使い方を間違えると手を傷つけます。

  • 手袋を着用する:特に刃物系の代用品を使う場合は、薄い手袋(使い捨てのビニール手袋など)を着用すると安全です
  • 食材を適切なサイズで持つ:食材が小さくなってきたら無理に続けず、残りは包丁でみじん切りにする方法に切り替えましょう
  • 代用品を安定した場所に固定する:しゃもじは濡れ布巾の上に置く・ボウルや皿の内側に当てて使うと安定します
  • ゆっくり慎重に動かす:急いで力を入れすぎると手が滑ります。ゆっくり一定の力でこすることが安全かつ効率的です
  • 子どもには使わせない:特にラップ箱の刃・フォーク・ナイフは子どもには危険です。必ず大人が使ってください

ざるでおろす方法

「ざるでおろす」方法は、代用品の中でも完成度が高く、おろし金に最も近い仕上がりになる方法のひとつです。ここで詳しく解説します。

ざるでのすりおろしは、料理研究家の間でも「緊急時の大根おろしはざるで」という認識があるほど信頼性の高い代用方法です。

🫙 ざるでの大根おろしの作り方(詳細手順)

①大根を厚さ4〜5cmの輪切りにして皮をむく
②ボウルの上にざるを乗せて安定させる
③大根の断面をざるの網目に押し当て、円を描くようにこする
④ざるの下のボウルにおろした大根が落ちてくる
⑤水分が多い場合はキッチンペーパーで軽く絞る

【コツ】
・ざるは目が細かいほど仕上がりが細かくなる
・大根をざるに押し当てる力は均一に
・大根の繊維に垂直な方向(横)にこすると繊維が断ち切られる
・ボウルはざるより一回り小さいものを選ぶと安定する

ざるでおろすことのメリット

  • おろしながら水気の調整が同時にできる
  • 目の細かさを選べば仕上がりが調整できる
  • 大量の大根おろしも効率的に作れる
  • 洗い物がボウルとざるだけで済む

ざるでおろすことのデメリット

  • ざるの目に大根が詰まりやすく、洗うのが少し手間
  • しょうが・にんにくなど小さな食材には向かない
  • 目の粗いざるでは粗めの仕上がりになる

ざるを使った他の食材へのアレンジ

ざるは大根以外にも以下の食材のすりおろしに使えます。

食材ざるを使ったすりおろし方法向いている料理
じゃがいも皮をむいて半分に切り、ざるにこすりつけるじゃがいもパンケーキ・ポテトグラタン
りんご・梨4等分にしてざるに押し当てる(皮は先にむく)離乳食・肉のマリネ・ドレッシング
とうもろこし粒をざるに押し当てて果汁を絞り出すコーンスープ・コーンソース

ざるを使ったすりおろしは「圧迫→網目通過」という仕組みのため、水分が多い食材ほど効率よく使えます。水分が少ない食材(にんじん・チーズ)はざるでのすりおろしには向きません。

まとめ:おろし金がなくても食材別に代用品を使い分けよう

おろし金の代用品と食材別の使い方、失敗しないコツについて詳しく解説してきました。最後に要点をまとめます。

おろし金代用品 まとめ

【食材別おすすめ代用品早見表】
・大根おろし:しゃもじ・ざる・フードプロセッサー
・しょうが:スプーン・フォーク・袋と麺棒
・にんにく:ナイフ(たたき)・フォーク・ぶんぶんチョッパー
・玉ねぎ:フードプロセッサー・ぶんぶんチョッパー
・山芋・とろろ:ブレンダー・袋と麺棒
・チーズ:ピーラー・チーズグレーター・フォーク
・りんご・梨:フードプロセッサー・ざる
・にんじん:ピーラー+包丁・フードプロセッサー
・レモン・ゆず皮:チーズグレーター・ピーラー+包丁

【失敗しないコツ】
・繊維が残る→茶こしで漉す・食材を冷凍してからすりおろす
・水っぽくなる→キッチンペーパーで絞る・料理の水分として利用
・ケガ防止→手袋着用・食材が小さくなったら包丁に切り替える

【特に優秀な代用品3選】
①ざる:大根おろしにおろし金に最も近い仕上がり
②フードプロセッサー:大量処理・なめらかな仕上がり
③スプーン:しょうが1本を手軽に皮むきからすりおろしまで完結

おろし金がない状況でも、家にある道具を食材の性質に合わせて使い分ければ、ほとんどの料理で対応できます。代用品ごとの得意・不得意を知っておくだけで、料理の途中で慌てることが格段に減ります。

今回の代用方法を試してみて「意外とできる!」と感じたら、おろし金を買うついでに気に入った代用品(ぶんぶんチョッパーやチーズグレーターなど)も揃えておくと、料理の幅がさらに広がります。ぜひ次の料理から試してみてください。

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