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厄年に周りが不幸になるって本当?根拠と誤解・厄払いの正しい考え方を解説

「今年は厄年だから、家族や周りの人に何か悪いことが起きないか心配…」

厄年を迎えた方の中には、自分のことだけでなく、家族や大切な人への影響を心配する方も多いのではないでしょうか。「厄年の人の近くにいると不幸がうつる」「厄払いをすると厄が周りに移る」——そんな話を耳にして不安になっている方もいるかもしれません。

結論から言えば、厄年に周りが不幸になるという科学的根拠はありません。ただ、こうした話が広まる背景には、それなりの理由があります。この記事では、厄年の正しい知識から「周りへの影響」という疑問への答え、厄払いの考え方、そして前向きに過ごすヒントまで詳しく解説します。

📌 この記事でわかること
・厄年の意味と前厄・本厄・後厄の違い
・2026年版 男女別の厄年一覧
・厄年に周りが不幸になるという話の真偽
・厄払いすると厄が周りに移るは本当か
・厄年にやってはいけないこと・やるといいこと
・後厄は本厄より怖いのか

目次

厄年とは?基本をおさらい

厄年の意味と由来

厄年とは、人生において災いや不幸が起こりやすいとされる特定の年齢のことです。古くから日本に伝わる風習で、平安時代の書物にはすでに厄を祓う儀式の描写が見られることから、少なくとも1,000年以上の歴史があるとされています。

中国の陰陽道の考え方を源流に持つとされていますが、正確な由来や起源については諸説あり、明確にはわかっていません。ただ、長い歴史の中で日本人の生活に根付いてきた風習のひとつであることは確かです。

現代的な観点から厄年を捉えると、「心身や生活環境に変化が起こりやすい節目の時期」として理解されています。男性の42歳や女性の33歳は、仕事・家庭・体調など複数の面で変化が重なりやすい年齢であり、「不注意や無理が祟りやすい時期」として昔の人が経験則的に伝えてきたものとも考えられています。

「大厄」の語源については、男性42歳の「四十二=死に」、女性33歳の「三十三=散々」という語呂合わせが江戸時代にはすでに存在していたと言われています。縁起担ぎの文化が根強い日本らしい由来です。

前厄・本厄・後厄の違い

厄年は本厄の1年だけではなく、その前後を含めた3年間にわたります。

種類意味注意レベル
前厄本厄の前の年。厄の前兆が現れる年とされる注意
本厄厄年の中心となる年。最も注意が必要とされる最も注意
後厄本厄の翌年。厄が薄らいでいく年。「厄晴れ」に向かう年まだ注意

前厄・本厄・後厄の3年間を通して厄除けを受けるのが正式とされていますが、本厄の年だけ厄払いをする方も多いのが実情です。3年間すべてにわたって神社やお寺でお祓いを受けることが難しい場合は、少なくとも本厄の年には行くことをおすすめします。

数え年での計算方法

厄年は「数え年(かぞえどし)」で計算します。数え年とは、生まれた時点を1歳とし、以降は誕生日ではなく毎年1月1日を迎えるごとに1歳ずつ加える年齢の数え方です。

自分の数え年を調べる簡単な計算式は以下のとおりです。

📐 数え年の計算方法

今年の誕生日をまだ迎えていない人:満年齢 + 2歳 = 数え年
今年の誕生日をすでに迎えた人:満年齢 + 1歳 = 数え年

例)2026年2月生まれで、まだ誕生日を迎えていない満40歳の人→40+2=数え年42歳(大厄)

男女別の厄年一覧(2026年版)

男性の厄年年齢

男性の本厄は数え年で25歳・42歳・61歳です。中でも42歳は「大厄(たいやく)」とされ、男性にとって最も注意が必要な年とされています。

種類数え年生まれ年(西暦)生まれ年(和暦)
前厄24歳2003年生まれ平成15年生まれ
本厄25歳2002年生まれ平成14年生まれ
後厄26歳2001年生まれ平成13年生まれ
前厄41歳1986年生まれ昭和61年生まれ
本厄(大厄)42歳1985年生まれ昭和60年生まれ
後厄43歳1984年生まれ昭和59年生まれ
前厄60歳1967年生まれ昭和42年生まれ
本厄61歳1966年生まれ昭和41年生まれ
後厄62歳1965年生まれ昭和40年生まれ

女性の厄年年齢

女性の本厄は数え年で19歳・33歳・37歳・61歳です。中でも33歳は「大厄(たいやく)」とされ、女性にとって最も注意が必要な年とされています。

種類数え年生まれ年(西暦)生まれ年(和暦)
前厄18歳2009年生まれ平成21年生まれ
本厄19歳2008年生まれ平成20年生まれ
後厄20歳2007年生まれ平成19年生まれ
前厄32歳1995年生まれ平成7年生まれ
本厄(大厄)33歳1994年生まれ平成6年生まれ
後厄34歳1993年生まれ平成5年生まれ
前厄36歳1991年生まれ平成3年生まれ
本厄37歳1990年生まれ平成2年生まれ
後厄38歳1989年生まれ平成元年生まれ
前厄60歳1967年生まれ昭和42年生まれ
本厄61歳1966年生まれ昭和41年生まれ
後厄62歳1965年生まれ昭和40年生まれ

女性の30代は要注意。33歳の大厄(前後3年)が終わったと思ったら、すぐに37歳の厄年(前後3年)がやってきます。30代のほとんどが厄年期間に重なるため、特に体調管理や生活習慣の見直しを意識するとよいでしょう。

早生まれの人の計算方法

数え年では、同じ年に生まれた人は1月1日に一斉に年を取るという考え方をします。そのため、早生まれ(1月1日〜4月1日生まれ)かどうかは数え年の計算に影響しません。

例えば、1985年1月生まれの人も1985年12月生まれの人も、2026年の数え年は同じ42歳です。「早生まれだから厄年がずれる」という心配は不要です。

厄年に周りが不幸になるって本当?

科学的根拠はない

結論から言います。厄年の人の近くにいる人が不幸になるという科学的根拠はありません。厄年そのものが科学的に証明された概念ではなく、長年の経験則と文化的な風習に基づくものです。

「厄年に周りが不幸になった」という体験談は多く聞かれますが、これは「確証バイアス」という心理現象が関係していると考えられます。厄年を意識していると、普段は気にしないようなネガティブな出来事も「やっぱり厄年のせいだ」と結びつけやすくなります。逆に、厄年に何も起こらなかったときは特に記憶に残らないため、「厄年=悪いことが起きる」という印象が強くなるのです。

「厄年に家族が病気になった」「厄年に事故があった」という話は多くあります。しかし考えてみると、厄年でない年にも病気や事故は起こります。厄年を意識していることで「厄年だから起きた」と結びつけやすくなるのが人間の自然な心理です。

家族や身内に影響が出ると言われる理由

厄年の人の周りに影響が出ると言われるようになった背景には、いくつかの理由が考えられます。

  • 厄年は生活変化が多い時期:男性42歳・女性33歳前後は、仕事での責任増大、育児・介護の負担、体力の低下などが重なりやすく、本人だけでなく家族全体に影響が出やすい時期です
  • 家族は同じ生活環境にいる:本人が体調不良になれば家族の生活も影響を受けます。本人がストレスを抱えれば家庭の雰囲気も変わります。「厄年の影響が家族に及んだ」のではなく、家族として同じ環境・時間を共にしているからこそ影響が連鎖するのです
  • 不安の伝染:本人が「厄年だから何か起きるかも」と不安になると、その不安は家族にも伝わりやすくなります。家族全体が過敏になることで、普段は気にしない出来事もネガティブに感じやすくなります

厄払いすると厄が周りに移るは本当?

「厄払いをすると、祓った厄が周りの人に移る」という話がありますが、これは根拠のある話ではありません。神社やお寺の厄払い・厄除けは、厄を「周囲に転嫁する」ものではなく、神仏の力によって厄を祓い清めるものです。

この誤解が広まった背景のひとつに、「厄落とし」という風習があります。厄落としとは、大切にしているものや縁起物を意図的に落とす・手放すことで厄を落とすという行為です。拾った人に厄が移るという考え方から、「厄払い=厄が周りに移る」という誤解が生まれた可能性があります。しかし、正式な神社・お寺での厄払いはこれとは別物です。

厄年は周りの人もお祓いすべき?

家族で厄払いに行くべきか

「家族の誰かが厄年のとき、家族全員でお祓いに行くべきか?」という疑問を持つ方も多いですが、これは必須ではありません。厄払いはあくまで厄年を迎えた本人が受けるものです。

ただし、家族全員で神社やお寺に参拝し、それぞれが健康や安全を祈願することに意味がないわけではありません。「家族みんなで今年の無病息災を祈りに行く」という気持ちで参拝するのは、精神的な安心感をもたらしてくれます。

家族の誰かが厄年のとき、一緒に神社やお寺に行くなら「厄が移るから行かなければ」ではなく「大切な家族と一緒にお参りしたい」という気持ちで臨むのが最もよい向き合い方です。気持ちの在り方が大切です。

厄がうつるという考え方の真偽

「厄年の人の近くにいると厄がうつる」という考え方は、正式な神道・仏教の教えには存在しません。この考え方は民間信仰として広まったものであり、正式な神道・仏教の教えに基づくものではないと考えられています。

厄年を迎えた方が「自分のせいで家族に悪いことが起きるかも」と過度に心配する必要はありません。むしろそうした不安がストレスとなり、心身の健康に悪影響を及ぼすほうが問題です。

厄年に不幸ばかり起こる理由

体や生活の変化が多い時期だから

厄年とされる年齢は、偶然ではなく、体や生活に変化が起こりやすい節目と重なっています。

厄年この時期に起こりやすいこと
男性25歳社会人としての責任増大・転職・一人暮らし・結婚
男性42歳(大厄)管理職への昇進・体力低下・親の介護・子どもの受験
女性19歳進学・上京・アルバイト・交友関係の変化
女性33歳(大厄)出産・育児・仕事復帰・ホルモンバランスの変化
女性37歳育児の山場・体力低下・キャリアの岐路

昔の人が経験則的に「この年齢は気をつけたほうがいい」と伝えてきた背景には、こうした人生の節目が集中しやすいという現実的な観察があったと考えられます。

意識しすぎることで不安が増幅する

「厄年だから何か悪いことが起きるかも」と強く意識すると、「予期不安」という状態に陥りやすくなります。予期不安とは、まだ起きていない悪いことを想像して不安になる心理状態のことで、これ自体がストレスとなり体調不良や判断力の低下を引き起こすことがあります。

また、不安な状態では普段しないようなミスをしたり、冷静な判断ができなくなったりして、本当に「悪いこと」が起きやすい状況を自ら作り出してしまうこともあります。厄年の不幸のいくつかは、厄年を意識しすぎることで生まれた「自己成就予言」の側面もあるといえます。

厄年にやってはいけないこと

厄年は「慎み深く過ごすことが大切」とされています。以下は厄年に避けたほうがよいとされることの代表例ですが、これらをすべて禁止しなければならないわけではなく、「慎重に検討する」という意識を持つことが大切です。

大きな決断・新しいことを始める

転職・引越し・結婚・離婚・起業など、人生の大きな転換点となる決断は、厄年には慎重にしたほうがよいとされています。

ただし、これは「厄年は何もしてはいけない」という意味ではありません。人生のタイミングは厄年とは無関係に訪れます。どうしても厄年に大きな決断が必要な場面では、いつも以上に情報収集をしっかり行い、周囲に相談してから決断するという慎重さが大切です。

散財・高額投資

衝動的な高額の買い物や、十分な検討なしの投資は厄年に避けたほうがよいとされています。判断力が低下しやすい時期(精神的・体力的に疲れやすい年齢)であることも関係しています。

厄年に大きなお金を動かす際は、必ず時間をかけて検討し、信頼できる人に相談してから判断するようにしましょう。

不健康な生活習慣

厄年の年齢は体力や免疫力の変化が起こりやすい時期です。過度な飲酒・睡眠不足・運動不足・食生活の乱れといった不健康な習慣は、厄年に限らず避けるべきですが、特に厄年には意識的に見直すべき時期とされています。

男性42歳・女性33歳前後は、特に健康診断で異常が見つかりやすい年代でもあります。厄年をきっかけに生活習慣を整えることが、結果として「災いを避ける」ことにつながります。

厄年にやるといいこと

厄払い・厄除け

厄年の代表的な対策が神社やお寺での厄払い・厄除けです。一般的には元旦から節分(2月3日頃)までに済ませるのが昔からの慣習とされていますが、厳密な期限はなく、1年を通していつ行っても問題ありません。

厄払いと厄除けの違い
厄払い:すでに降りかかっている厄を祓い清めるもの(主に神社で行う)
厄除け:これから起こりうる厄を事前に防ぐもの(主にお寺で行う護摩祈祷など)
どちらも「厄から身を守る」目的は同じです。

縁起の良い食べ物・アイテムを取り入れる

厄年には、縁起がよいとされる食べ物やアイテムを取り入れる風習があります。

  • 長いもの(ネクタイ・ベルト・ネックレスなど):「命を長らえる」という意味があり、厄年に贈るものとして定番
  • 七色のもの:七色は「七難即滅」(七つの難が消える)に通じるとされ、縁起がよいとされる
  • 紅白餅・赤飯:大厄の年に周囲に配る「厄落とし」の風習として知られている
  • お守り・お札:厄除け・開運のご利益があるとされるお守りを身につける

生活習慣を整える

厄年を「自分の生活を見直す節目」として活用するのが、最も現実的で効果的な過ごし方です。

  • 健康診断・人間ドックを受ける
  • 睡眠・食事・運動の習慣を見直す
  • ストレスの原因を整理して対処する
  • 無理な仕事や付き合いを断る勇気を持つ
  • 家族や信頼できる人との関係を大切にする

厄年を「悪いことが起きる年」ではなく「自分を見直す節目の年」として捉え直すと、厄年を前向きに活用できます。体のメンテナンス・人間関係の整理・生活習慣の改善——これらは厄年でなくてもやるべきことですが、厄年をきっかけにするのは大変理にかなっています。

後厄は本厄より怖い?

後厄が怖いとされる理由

「後厄は本厄より怖い」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。この考え方には、いくつかの理由があります。

  • 本厄を無事に過ごして油断する:本厄の年に厄払いをして「これで大丈夫」と安心し、後厄では気が緩んでしまう。その油断が思わぬトラブルにつながることがあります
  • 蓄積した疲れが出やすい:本厄の年に無理をしていた場合、その疲れやストレスが後厄の年に一気に出てくることがあります。特に体の不調は蓄積してから表面化するものが多いです
  • 変化が落ち着いてくる反動:本厄の年に起きた変化(転職・引越し・出産など)の影響が、後厄の年に現実として表れてくることがあります

後厄の過ごし方

後厄は「厄晴れ」に向かう年ですが、まだ厄年の期間内です。本厄と同様に、以下の点を心がけながら過ごすことをおすすめします。

  • 本厄が終わっても気を緩めず、引き続き慎重に過ごす
  • 本厄の年に無理をした場合は、後厄の年こそ体を休める・生活を整える
  • 後厄でも厄払い・厄除けに行くのが正式
  • 健康診断の結果をきちんと確認し、異常があれば早めに対処する

後厄が終わる年=「厄晴れ」の年です。後厄を無事に過ごせたことへの感謝を込めて、改めて神社やお寺に参拝するという考え方もあります。厄年の3年間を終えたときに、お参りを通じて気持ちを切り替えることができます。

まとめ:厄年に周りが不幸になるは誤解、前向きに過ごすことが大切

厄年と周りへの影響について詳しく解説してきました。最後に要点をまとめます。

厄年 周りが不幸 まとめ

【周りへの影響について】
・厄年に周りが不幸になるという科学的根拠はない
・厄払いをすると厄が周りに移るというのも根拠のない迷信
・家族への影響は「厄がうつる」のではなく、生活環境の共有・不安の伝染から来るもの
・家族全員でお祓いに行く必要はないが、一緒に参拝すること自体に意味はある

【厄年にやってはいけないこと】
・大きな決断を急ぐ(転職・引越し・起業など)
・衝動的な散財・高額投資
・不健康な生活習慣の継続

【厄年にやるといいこと】
・神社やお寺での厄払い・厄除け(元旦〜節分が目安)
・長いものや七色のアイテムなど縁起物を取り入れる
・健康診断・生活習慣の見直し

【後厄について】
・後厄は本厄が終わった安心感による油断と蓄積疲れに注意
・後厄が終われば「厄晴れ」。前向きな気持ちで締めくくろう

厄年は「悪いことが必ず起きる年」でも「周りに迷惑をかける年」でもありません。長い歴史の中で人々が積み上げてきた「人生の節目を丁寧に過ごすための知恵」です。

厄年を過度に恐れず、かといって軽視せず——自分の体と生活を見直す節目の年として前向きに活用することが、厄年を最も賢く過ごすコツです。厄年を迎えたあなた自身も、周りの大切な人も、どうか穏やかで健やかな1年を過ごせることを願っています。

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