「レシピにオレガノって書いてあるけど、家にない!」——料理中にそんな状況になったことはありませんか?
オレガノはピザやトマトソース、パスタなどのイタリアンに欠かせないハーブですが、日本の家庭ではなかなか常備されていないのが正直なところですよね。
ですがご安心ください。オレガノの代用品は意外と身近なところにたくさんあります。この記事では、オレガノの代用品13種類をそれぞれの特徴・分量の目安・向いている料理とともに徹底解説します。料理別のおすすめ代用品一覧や、代用するときのコツ・NG例まで網羅しているので、この記事を読めばもうオレガノ不足で慌てることはありません。
📌 この記事でわかること
・オレガノの特徴と料理での役割
・代用品13種類の特徴と分量の目安
・乾燥オレガノ・ドライ・パウダーがない場合の換算
・オレガノオイルの代用品
・ピザ・パスタ・肉料理など料理別のおすすめ
・代用時のコツとNG例
オレガノとはどんなハーブ?

特徴と香り
オレガノはヨーロッパの地中海沿岸を原産地とするシソ科の多年草ハーブです。和名は「花薄荷(はなはっか)」、別名「ワイルドマジョラム」とも呼ばれています。古代ギリシャやエジプト時代から肉・魚料理やワインの香り付けに使われてきた、歴史あるハーブです。
香りの特徴は「さわやかでほろ苦く、スパイシーな清涼感」です。ハッカに似た刺激的な芳香があり、シソ科のハーブの中でも特に香りが強いとされています。乾燥させるとさらに香りが増す珍しいハーブで、市販されているものはほとんどがドライタイプです。
オレガノはドライにすると香りが強くなる珍しいハーブです。そのため、生(フレッシュ)より乾燥タイプのほうが料理では一般的に使われます。「ひとつまみで料理の香りがガラリと変わる」ほどパワフルなハーブなので、使いすぎには注意が必要です。
料理での役割(臭み消し・風味付け)
オレガノを料理に使う目的は主に2つあります。
- 食材の臭みを消す:肉や魚の生臭さや獣臭をやわらげ、素材の旨味を引き出す
- 風味付けをする:料理全体にさわやかでスパイシーな香りをプラスし、一段上の仕上がりにする
オレガノはトマトとの相性が抜群で、トマトの酸味とオレガノの清涼感が絶妙にマッチします。また、チーズやオリーブオイルとも相性がよく、脂っぽさをやわらげる効果もあります。
よく使う料理の種類
オレガノが活躍する代表的な料理を押さえておきましょう。代用品を選ぶときの参考になります。
| 料理ジャンル | 具体例 |
| イタリアン | ピザ・トマトパスタ・ミートソース・トマトソース |
| 煮込み料理 | トマト煮込み・チキンの煮込み・ミネストローネ |
| 肉料理 | ローストチキン・ポークソテー・ハンバーグ |
| 魚料理 | 白身魚のソテー・サバのハーブ焼き |
| 地中海料理 | ギリシャ料理・メキシコ料理(チリパウダーにも含まれる) |
オレガノの代用品13選

それでは、オレガノの代用品を13種類、特徴・分量の目安・向いている料理とともに紹介します。
①バジル
バジルはオレガノと同じシソ科のハーブで、最も定番の代用品です。スーパーで乾燥バジルが手に入りやすく、トマト料理との相性も抜群です。
オレガノとバジルは香りの種類が少し異なります。オレガノがスパイシーでほろ苦い清涼感なのに対し、バジルは甘みと爽やかさが特徴です。香りの強さはオレガノより弱めなので、オレガノの1.2〜1.5倍量を目安に使うとバランスが取れます。
特に向いている料理:ピザ・トマトソース・パスタ・トマト煮込み全般
②タイム
タイムはオレガノに香りが近いとされるハーブのひとつです。すっきりとした清涼感があり、肉・魚の臭み消しとしても優秀。そして最大の特徴は加熱しても香りが飛びにくいこと。煮込み料理・ローストなど長時間加熱する料理に特に向いています。
ただし、タイムはオレガノより香りが強く出ることがあるため、オレガノの半量〜同量から始めて様子を見ながら調整してください。特に煮込み料理では1人前につき小さじ1/4程度が目安です。
特に向いている料理:煮込み料理・スープ・グリル・ローストチキン・シチュー
③マジョラム
マジョラムはオレガノの代用品として最も推奨されるハーブです。実はオレガノは「ワイルドマジョラム」とも呼ばれるほどマジョラムと近縁で、香りも非常に似ています。マジョラムはオレガノより少しおだやかで、繊細な甘みがあります。
トマトやチーズ・肉・魚・卵料理とも相性がよく、オレガノと同じような使い方ができます。手に入りにくいのが難点ですが、もしあれば最優先で使うべき代用品です。分量はオレガノと同量〜1.5倍が目安。香りが強く感じる場合は少なめに調整してください。
特に向いている料理:トマトソース・ミートソース・肉料理・魚料理・卵料理
④パセリ
日本でも最もなじみ深いハーブのひとつであるパセリ。オレガノの代用としては香りが弱めで、臭み消しの効果はオレガノに及びません。そのため、料理の途中で加えるよりも、仕上げに振りかけるくらいの使い方が向いています。
色合いをよくしたい場合や、「香りの飾り」として使う場合に最適。フラットパセリ(イタリアンパセリ)はカーリーパセリより香りが強く、料理の風味付けに向いています。カーリーパセリは香りが穏やかなため、仕上げの飾り付け用途に向いています。分量はオレガノの1.5〜2倍を目安にしてください。
特に向いている料理:パスタ・ピザ・煮込みの仕上げ・サラダのトッピング
⑤ローズマリー
ローズマリーは清涼感のある強い香りが特徴のハーブで、肉・魚の臭み消しとして非常に優秀です。パセリやマジョラムより香りが強いため、少量でもしっかり風味がつきます。
注意点は2つ。加熱しすぎると苦みが出るため、煮込み料理では途中で取り出すこと。また、香りが独特なため、繊細な魚料理やトマトソース系には不向きな場合があります。分量はオレガノの半量以下から始めてください。
ローズマリーは香りが非常に強く、入れすぎると料理全体がローズマリーの香りに支配されます。まず少量(オレガノの1/3〜1/2)から試して、香りを確認しながら足すのが安全です。
特に向いている料理:ローストチキン・ポークソテー・ラム料理・魚のグリル
⑥ナツメグ
ナツメグはハンバーグや肉料理の臭み消しとして日本でもなじみ深いスパイスです。甘みとスパイシーな風味が特徴で、オレガノの代用としては「臭み消し」の役割に特化して使うのがおすすめです。
香り付けとしてはオレガノと方向性が異なりますが、ミートソースやハンバーグなど肉料理の下味に使うと本格的な風味が出ます。分量はごく少量(オレガノの1/4程度)から始めてください。入れすぎると甘みが強くなりすぎます。
特に向いている料理:ハンバーグ・ミートソース・ミートボール・シチュー
⑦ローリエ
ローリエ(ローレル・月桂樹の葉)は煮込み料理の臭み消しとして広く使われているハーブです。独特の香りと苦みが料理に深みを加えます。
オレガノの代用としては風味の方向性がかなり異なりますが、臭み消しと香り付けの役割は担えます。使い方はホールのまま煮込みに加え、仕上げ前に必ず取り出すのが鉄則。パウダータイプなら少量(小さじ1/4程度)をひき肉などに練り込んで使うと効果的です。
特に向いている料理:スープ・煮込み料理・カレー・シチュー・ポトフ
⑧オールスパイス
オールスパイスはコショウに似た球状の単一スパイスで、クローブ・シナモン・ナツメグを混ぜたような複合的な香りが特徴です。肉料理のスパイシーな風味付けとして使えます。
オレガノとは香りの方向性が異なりますが、「スパイシーな風味をつけたい」場合の代用としては使えます。ただし独特の甘みが出るため、ごく少量(オレガノの1/4〜1/3)にとどめてください。
特に向いている料理:ハンバーグ・ミートボール・シチュー・カレー風味の料理
⑨クレイジーソルト
クレイジーソルトは岩塩にオニオン・ブラックペッパー・ガーリック・セロリシード・タイム・オレガノの6種類をブレンドしたミックス調味料です。つまりオレガノ自体が含まれています。オレガノの代用としてだけでなく、塩代わりに振りかけるだけでハーブの風味が加わるのが特徴です。
使い方は、塩を振る感覚でそのまま使えばOK。ただし塩分が含まれるため、料理の塩加減を確認しながら調整が必要です。肉・魚のグリル・炒め物・サラダと幅広く使えます。
特に向いている料理:肉・魚のグリル・炒め物・サラダ・スープ全般
⑩イタリアンハーブミックス
ハウスやSBなどから販売されているイタリアンハーブミックスは、オレガノ・バジル・タイム・ローズマリー・マジョラムなどを混合したミックスハーブです。つまりオレガノが配合されているため、最も本来の風味に近い代用品といえます。
ピザやパスタなどイタリアン全般に使えるうえ、ひとつ持っておけばオレガノ以外のハーブの代用にもなる万能アイテムです。分量はオレガノと同量を目安にしてください。
特に向いている料理:ピザ・パスタ・トマトソース・グリル料理全般
⑪大葉(しそ)
おすすめ度:★★★☆☆ 和の感覚で使える意外な代用品
大葉(青じそ)はオレガノと同じシソ科のハーブです。香りの方向性は和風ですが、「シソ特有のさわやかさ」という点でオレガノと共通する部分があります。
イタリアンには使いにくいですが、和風アレンジの肉料理や魚料理、和風パスタに使うと意外とマッチします。特に夏場に大葉が冷蔵庫にある場合、フレッシュなままみじん切りにして仕上げに散らすのがおすすめです。加熱すると香りが飛びやすいため、仕上げに使うのがベター。分量はオレガノの2〜3倍が目安です。
特に向いている料理:和風パスタ・豚肉炒め・焼き魚・サラダのトッピング
⑫クミン
おすすめ度:★★☆☆☆ 中東・エスニック系料理の代用品
クミンはカレーの香りの主役ともいわれるスパイシーなシード系スパイスです。オレガノとは香りが大きく異なりますが、肉料理の臭み消しとスパイシーな風味付けという点では代用できます。
メキシコ料理ではオレガノとクミンはよく一緒に使われるため、タコスやメキシカン風の料理には相性がよいです。ただしイタリアン系の料理には方向性が合わないため、使うシーンを選ぶ必要があります。分量はオレガノの1/3〜半量が目安。強い香りが特徴なので入れすぎ注意です。
特に向いている料理:メキシカン料理・スパイシー系煮込み・チリコンカン・タコス
⑬ディル
おすすめ度:★★☆☆☆ 魚料理・卵料理の代用品
ディルはやわらかな細い葉が特徴のセリ科のハーブで、北欧などでは魚料理によく使われます。オレガノとは香りの方向性が異なりますが、フルーティーでさわやかな風味が魚料理や卵料理にはよく合います。
特にサーモンや白身魚のソテー、スモークサーモン、卵料理でオレガノが使えない場合の代用として有効です。加熱すると香りが飛びやすいため、仕上げに加えるか生のまま使うのがポイント。分量はオレガノと同量〜1.5倍が目安です。
特に向いている料理:魚のソテー・サーモン料理・スクランブルエッグ・キッシュ
📊 代用品13選 早見表
①バジル:トマト系料理全般・1.2〜1.5倍
②タイム:煮込み・グリル・1/2〜同量
③マジョラム:最も香りが近い・同量〜1.5倍
④パセリ:仕上げの飾り・1.5〜2倍
⑤ローズマリー:肉料理の臭み消し・1/3〜1/2
⑥ナツメグ:肉の臭み消し・1/4程度
⑦ローリエ:煮込みの臭み消し・少量
⑧オールスパイス:肉のスパイシー感・1/4〜1/3
⑨クレイジーソルト:塩代わりに使う・塩分注意
⑩イタリアンハーブミックス:イタリアン全般・同量
⑪大葉:和風アレンジ・2〜3倍(仕上げに)
⑫クミン:メキシカン系・1/3〜1/2
⑬ディル:魚・卵料理・同量〜1.5倍
乾燥オレガノ・ドライオレガノ・パウダーがない場合の代用

生のハーブで代用する場合の分量
乾燥ハーブと生ハーブでは香りの強さが大きく異なります。一般的に、乾燥ハーブは生ハーブより香りが2〜3倍強いとされています。
| 乾燥オレガノの量 | 生ハーブで代用する場合 |
| 小さじ1/2(乾燥) | 小さじ1〜1.5(生) |
| 小さじ1(乾燥) | 小さじ2〜3(生) |
| 大さじ1(乾燥) | 大さじ2〜3(生) |
生ハーブは加熱すると香りが飛びやすいため、長時間の煮込み料理には不向きです。煮込み料理に生ハーブを使う場合は、仕上げ直前(火を止める5分前ほど)に加えるのがベストです。
乾燥ハーブ同士の換算目安
乾燥オレガノを乾燥バジル・乾燥タイムなど他の乾燥ハーブで代用する場合の換算目安です。
| 代用品(乾燥) | 乾燥オレガノ小さじ1に対する目安 | 理由 |
| 乾燥バジル | 小さじ1.2〜1.5 | 香りが若干弱め |
| 乾燥タイム | 小さじ1/2〜1 | 香りが強い場合あり |
| 乾燥マジョラム | 小さじ1〜1.5 | 最も香りが近い |
| 乾燥ローズマリー | 小さじ1/3〜1/2 | 香りが非常に強い |
| イタリアンハーブミックス | 小さじ1(同量) | オレガノ含有のため |
代用ハーブを使うときの基本は「少量から始めて、味見しながら足す」こと。ハーブは入れすぎると取り返しがつかないため、まずレシピの半量を加えて香りを確認し、足りなければ追加する方法が失敗しにくいです。
オレガノオイルの代用品
代用できるハーブオイルの種類
オレガノオイルとはオレガノをオリーブオイルに漬け込んだもので、ドレッシングやマリネ、パスタの仕上げなどに使われます。オレガノオイルがない場合は、以下のハーブオイルで代用できます。
- バジルオイル:トマト料理やパスタの仕上げに最適。市販品も多く手に入りやすい
- ローズマリーオイル:肉料理のマリネやグリルに向いている。香りが強いため少量で
- タイムオイル:煮込み料理の仕上げや肉のマリネに使える
- イタリアンハーブオイル:複数のハーブが入ったミックスオイル。汎用性が高い
また、手作りするならオリーブオイルに乾燥バジルや乾燥タイムを漬け込むだけで簡単にハーブオイルが作れます。瓶に入れて冷蔵保存すれば1〜2週間使えます。
料理別のおすすめ代用品

料理の種類によって、最適な代用品は変わります。ここでは7つの料理ジャンル別におすすめの代用品を紹介します。
ピザ・ピザソース
第1位:イタリアンハーブミックス(同量)
第2位:バジル(1.2〜1.5倍)
第3位:マジョラム(同量〜1.5倍)
ピザのオレガノはトッピング後に振りかけるか、ピザソースに混ぜる使い方が一般的です。ピザはトマト・チーズ・生地の香りが強いため、代用品の差が出にくい料理のひとつです。
最もイタリアらしい仕上がりにしたい場合はイタリアンハーブミックスが最適。乾燥バジルでも十分おいしく仕上がります。ピザソースを作る際は、ソースを煮る段階でハーブを加えると香りが全体に行き渡ります。
トマトソース・ミートソース
第1位:マジョラム(同量〜1.5倍)
第2位:バジル(1.2〜1.5倍)
第3位:タイム(半量〜同量)
トマトソース・ミートソースはオレガノが最も活躍する料理です。マジョラムが手に入れば最優先で使いましょう。バジルもトマトとの相性が抜群で、乾燥バジルを多めに入れることで十分な風味が出ます。
ミートソースにはナツメグを少量加える方法も有効です。ナツメグは肉の臭みを消しながらコクをプラスしてくれます。バジル+ナツメグのブレンドはミートソースとの相性が特によいです。
パスタ全般
第1位:バジル(1.2〜1.5倍)
第2位:イタリアンハーブミックス(同量)
第3位:パセリ(仕上げに1.5〜2倍)
パスタは種類によって代用品を使い分けると効果的です。トマト系パスタにはバジル・マジョラム、クリーム系にはタイム・パセリ、アラビアータなどスパイシー系にはタイムやクレイジーソルトが合います。
パスタに仕上げのハーブを振る場合は、生のバジルやフレッシュパセリを乗せるとビジュアルも華やかになります。
スープ・煮込み料理
第1位:タイム(半量〜同量)
第2位:ローリエ(1〜2枚・仕上げ前に取り出す)
第3位:イタリアンハーブミックス(同量)
スープや長時間の煮込み料理には、加熱しても香りが飛びにくいタイムが最も向いています。ローリエも煮込みの臭み消しとして定番で、スープやシチューに深みを加えてくれます。
注意点は、生ハーブは長時間の煮込みで香りが飛んでしまうため、乾燥タイプを使うのがおすすめです。ローリエは必ず仕上げ前に取り出しましょう。
肉料理
第1位:タイム(半量〜同量)
第2位:ローズマリー(1/3〜1/2)
第3位:クレイジーソルト(塩代わりに)
ローストチキン・ポークソテー・ラムなどの肉料理では、タイムとローズマリーが臭み消しと香り付けの両面で活躍します。マリネ(漬け込み)に使う場合はオリーブオイルにタイムやローズマリーを混ぜるだけで本格的な仕上がりになります。
ハンバーグなど挽き肉料理にはナツメグが定番。バジル+ナツメグのブレンドも肉料理と相性がよいです。
魚料理
第1位:ディル(同量〜1.5倍・仕上げに)
第2位:バジル(同量程度)
第3位:パセリ(仕上げに振りかける)
魚料理は繊細な素材のため、香りの強いローズマリーやタイムの使いすぎには注意が必要です。ディルはサーモンや白身魚との相性が特によく、フレッシュなまま仕上げに乗せると彩りと香りが引き立ちます。
サバ・イワシなど青魚の臭み消しには、バジルよりタイムの少量使いが効果的です。
卵料理(オムレツ・キッシュ)
第1位:マジョラム(同量〜1.5倍)
第2位:ディル(同量〜1.5倍)
第3位:バジル(同量)
オムレツやキッシュなどの卵料理は、オレガノが脂っぽさをやわらげる役割を担います。マジョラムはオレガノと香りが近く、卵・チーズとの相性も抜群です。ディルも卵料理によく合うハーブです。
卵料理は加熱時間が短いため、仕上げにフレッシュハーブを乗せるのも効果的です。
代用品を使うときのコツ
分量の目安と調整方法
代用ハーブを使うときの分量調整の基本ルールをまとめます。
- まずレシピの半量から始める:どんな代用品でも、最初はレシピに書かれたオレガノの量の半分を加える
- 味見して調整する:加えた後に少し炒める・煮るなどして香りを出し、足りなければ追加する
- 香りの強いハーブは特に慎重に:ローズマリー・タイム・クミンは特に少量から。オレガノより香りが強い場合がある
- 仕上げに使うハーブは多めでOK:パセリや生バジルなど仕上げに振りかけるだけのハーブは、多めに使っても料理を壊しにくい
加えるタイミング
ハーブを加えるタイミングは料理の仕上がりを大きく左右します。
| タイミング | 適したハーブ | 効果 |
| 炒め始め(油を温める段階) | 乾燥タイム・乾燥オレガノ系 | 油に香りを移して料理全体に広げる |
| 煮込み中盤 | 乾燥バジル・乾燥マジョラム・ローリエ | じっくり香りを出す |
| 仕上げ直前(火を止める5分前) | 乾燥・生ハーブ全般 | フレッシュな香りを残す |
| 盛り付け後 | 生バジル・生パセリ・生ディル・大葉 | 見た目と香りをプラス |
複数の代用品をブレンドする方法
単独の代用品よりも、2種類をブレンドするとオレガノの複雑な風味に近づけることができます。ただし、基本は1種類に絞るのが失敗しにくいです。ブレンドするのは慣れてからのチャレンジとして覚えておくとよいでしょう。
💡 おすすめブレンド例
【ピザ・トマト系】バジル+タイム(各半量ずつ)
→ バジルの甘さとタイムの清涼感でオレガノに近い仕上がりに
【煮込み・スープ】タイム+ローリエ
→ タイムで香りをつけ、ローリエで臭み消しと深みをプラス
【肉料理】タイム+ローズマリー(ローズマリーは極少量)
→ 肉の臭み消し効果が高まり、本格的なハーブ香になる
やってはいけないNG例

香りの強い代用品を入れすぎる
ローズマリー・タイム・クミンをオレガノと同量入れるのはNG。これらはオレガノより香りが強く、料理全体がその香りに支配されてしまいます。特にローズマリーは少量でも主張が強いため、オレガノの1/3〜1/2程度から始めるのが鉄則です。
もし入れすぎてしまった場合の対処法は、水や出汁で薄める、バターや生クリームを加えてまろやかにする、酸味(レモン汁・トマト)を加えてバランスを取るなどが有効です。
投入タイミングを間違える
生ハーブ(バジル・大葉・ディルなど)を煮込み開始の段階から入れるのはNG。生ハーブは長時間の加熱で香りが完全に飛んでしまい、色も黒ずんで見た目も悪くなります。生ハーブは必ず「仕上げ直前〜盛り付け後」に加えてください。
逆に、乾燥ハーブを料理の完成直前にパパッと振りかけるだけでは香りが十分に出ないこともあります。乾燥ハーブは油と一緒に炒めるか、煮込みの中盤以前に加えることで香りがしっかり料理に移ります。
⚠️ その他のNG行動まとめ
・複数の強香ハーブ(ローズマリー+タイム+クミンなど)を一度にブレンドする
→ 香りがごちゃごちゃになり、料理の味がぼやける
・乾燥ハーブを生ハーブと同量で換算する
→ 乾燥は香りが2〜3倍強いため、同量では入れすぎになる
・ローリエを取り出さずに食べる
→ 食感が悪いうえ、苦みが出すぎる場合がある
まとめ:オレガノの代用はバジルかタイムが基本
オレガノの代用品について、13種類の特徴と料理別の使い方を詳しく解説してきました。最後に要点をまとめます。
✅ オレガノ代用品 まとめ
【代用品の優先順位】
①マジョラム(最も香りが近い・本命)
②バジル(手に入りやすい・万能)
③タイム(加熱料理全般に強い)
④イタリアンハーブミックス(イタリアン料理に最適)
【料理別おすすめ】
ピザ:イタリアンハーブミックス or バジル
トマト系:マジョラム or バジル
煮込み・スープ:タイム or ローリエ
肉料理:タイム or ローズマリー(少量)
魚料理:ディル or バジル
卵料理:マジョラム or ディル
【分量の基本ルール】
・まずレシピの半量から始める
・味見して調整する
・生ハーブは乾燥の2〜3倍量が必要
・ローズマリー・タイム・クミンは少量で(オレガノの1/3〜1/2)
【タイミングの基本ルール】
・乾燥ハーブ:炒め始め〜煮込み中盤に加える
・生ハーブ:仕上げ直前〜盛り付け後に加える
オレガノの代用品は、家庭に必ずある乾燥バジルが最も手軽で使いやすい選択肢です。マジョラムがあれば香りも最も近いのでおすすめです。「代用品でも本格的に仕上げたい」と思ったら、バジル+タイムのブレンドにも挑戦してみてください。
今後オレガノを切らしても、この記事を参考に代用品を上手に使いこなしてみてください。料理中の「オレガノがない!」という焦りが、新しいハーブの使い方を発見するきっかけになるかもしれませんよ。

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